最近ジーンズが面白い

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もう街でジーンズ履いてる奴見かけないよなぁ

田舎じゃまぁ見るけど都会はスキニー軍団に支配されてる

どこかジジくさいイメージのあるジーンズ

 

...でもね、僕は流行とか気にせずね履きたい靴と着たいTシャツとお気に入りのジーンズで出かけたいんだ

 

数年前に買って1年ごとに写真を残して育てたジーンズと今履いて育ててるジーンズを紹介したい👖

 

 

◯1年目

もともと、革製品のような使えば使うほど味が出たり変化したりする素材が好きな僕は

「そろそろ良いデニムの色落ちを楽しみたいなぁ」と2017年1月6日にちょいと高めのジーンズを購入

購入したデニムの当時の写真がこちら💁‍♂️

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リーバイス501

バレンシア製の47年復刻モデル(2000年製造)

まずは王道のリーバイスでしょうとメルカリでワンウォッシュ品15000円で購入

 

なぜ市販のリーバイスではダメだったかというと今、市場に出回っているリーバイスジーンズの故郷であるアメリカ製造のモノが存在しない

2002年カリフォルニア州バレンシアにある製造工場が閉鎖して全てのリーバイスデニム製造工場は国外に拠点移してしまった

故に米国産リーバイスを履くためには市場に出回っている中古、または新中古を選ぶしかないのである

そして年々米国産リーバイスのノンウォッシュ品の価値は高まり2020年現在も上昇傾向にある

当時の僕は「本物のジーンズを履きたい」とか「メイドインUSAじゃないと嫌だ」という気概があったのかもしれない

家にお出迎えして足を通して見ると履き心地が最高に良い

一級品を手に入れてしまったという幸福感に満たされてしまった(小並感)

市販のジーンズは股間の部分がジッパーになっているのに対し、老舗のジーンズメーカーはボタンフライと言って下の部分まで全てボタンで構成されている

 

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最初は慣れないが今となってはジッパーの方が使いにくいと思えるほどに慣れた

 

リーバイスを購入したときはまだ学生で登校する時も遊びに行くときもひたすら履いた。

そもそも長くキレイに使うためにジーンズを買ったのではなく履き潰して色落ちを楽しむために買ったのだ

夏場は流石に蒸れたから履いてなかったけど趣味である登山をする時にも積極的に履いて自分の型を付けた

履いて履いて履き続けた

4月に就職してからも出勤は長ズボンを義務付けられていたためほぼ毎日このリーバイスで出勤した

少しずつ少しずつ色落ち、「ヒゲ」と呼ばれる線が入ってくる変化が楽しかった

 

「ヒゲ」というのはポケット周辺から股間に向けて走る集中線みたいな線のこと//

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この部分ね

◯2年目

2018年1月6日

リーバイスを履き始めて1年が経過した

写真がこちら💁‍♂️💁‍♂️

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わずかにヒゲが生え始めて、膝から太ももあたりの色落ちが見え始めた

尻側は膝裏に「ハチの巣」と呼ばれる横縞が付いているが色落ちには至っていない

 

◯3年目

2019年1月6日

ほぼ毎日履き続けた弊害か、股下がまず破けた

すぐに町の補修屋へ駆け込んで修理してもらったが、ポケットやボタンフライ部分も破けはじめた

そんな状態の3年目がこちら💁‍♀️💁‍♀️


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ヒゲがより濃くなっているが特徴的のは縦落ちと呼ばれる色落ちでポケット部分から膝辺りまで薄く無数の線が縦に入ってるのが確認できる

この薄い縦線と濃いバキッとしたヒゲの横線のコントラストが好きなのだがあまり縦落ちを好まない人も多いらしい

また、右ポケットにスマホや財布をよく入れてたのが型となり、生地が破れはじめているのが確認できる

今思えばこの時期がこのリーバイスの全盛期だったと思う

 

補修の数も多くなりボロボロになりはじめたので2019年5月に新しいジーンズの購入を決めた(後述)

 

◯4年目

2020年1月

2019年まではノンストップで履き続けてきたが、2019年春に新しいジーンズを購入したので2019年の秋冬にはもうリーバイスは履いていなかった

補修の数が多くなったから履かなくなったというより単純に「寒い」のだ💁‍♂️💁‍♂️

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ついに履きすぎてダメージジーンズへと変化してしまった

冬に履こうにも下に重ね着もできない

摩耗で記事も薄くなり、ペラペラになった

スロットを打つ時に下皿で膝が擦れるので膝小僧部分がまず口を開いた

開いた部分から連動的に太腿周辺、ポケット周りと破れ始めた

あいにくダメージジーンズがカッコイイと思うセンスは持ち合わせていないのでこれ以上履き潰すことは辞めてこのリーバイスは夏用とした

 

 

1年目の写真と比較した時に得られる謎の達成感、育成した感覚がたまらない

同じ色落ち、破れやほつれを起こすジーンズはこの世に1つもない

4年目にして遂に自分の型が付いた世界で唯一のジーンズを作り上げた

 

 

◯2着目のジーンズ「鬼デニム」

2019年4月にリーバイスがぼちぼち履けなくなりそうなことを悟り新しいジーンズを探した

2着目となると1着目の反省点を活かすことができる

僕はできればもう少しヒゲを付けたかった

バキバキに線を入れてコントラストを楽しみたかったのだがリーバイスは生地が薄いためのっぺりと全体が色落ちしてしまい、濃淡のコントラストをつけることができなかった

色落ちに濃淡を付けるべく2着目は生地の厚みに着目して探した

そこで見つけたのがメイドインジャパンジーンズの聖地である岡山で作られる「鬼デニム」である

https://www.kidana.com/oni%20denim/

ジーンズの厚みに単位は無く、代わりに重さであるオンスが使われている

オンスが高ければ高いほど生地が厚いデニムと言える

一般的にリーバイスは13.5オンスなのだがこの鬼デニムは24オンスまで取り揃えている

僕は22オンスの天然藍染ジーンズを発注した(3万円也)

あいにく昨年スマホを紛失してしまって届いた直後の写真は残っていないが、HPから拝借した画像だとこんな感じ

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初めて足を入れてみた感覚はまさしくバキバキのゴワゴワでカッチカチだった

生地が硬すぎてボタンフライの着脱の際に指がツったことを覚えている

鬼デニムの生地は織り込みが複雑で一般的に縦落ちしにくい生地と言われている

実際触ってみても普通のジーンズとは一線を画す肌触りで、その生地の厚みと相まって裾合わせの際に補修屋のおばあちゃんは「柔道着みたいやね〜コレ👵🏼」と声を上げていた

リーバイスと併用して履いていたため一冬ほど履いた現在の色落ちがこちら💁‍♂️

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バキバキなヒゲが付きつつある

届いた1年前と比較しても大分柔らかくなり履きやすいジーンズになった

これからどういった仕上がりになるか楽しみだ

 

これから夏になってこの22オンスのジーンズでは蒸し暑くなる

ボロボロのリーバイスを履くか新しい薄手のジーンズを買うかは実に悩ましい🤔

スキニーパンツやチノパンツでは味わえない色落ちや型付きを楽しめるジーンズ

少しでも面白いと思えたのならちょっとお値段の張るジーンズを購入して一緒に育ててみることをオススメする